前回はイスラエルや聖都イェルザレムに対するわしの思い入れ諸々や聖書の話を書くつもりだったがトルコに話が飛び結局乳製品の話題に終始した。
せっかくなのでトルコについてもう少しうんちくを記しておこう。
2回生次の話になるが、川端の日独文化センター(ゲーテ・インスティテュート)にドイツ語を習いにいっていたときのことだ。
そのときわしが習っていた先生(ベルリン出身)のうちの一人はトルコ語を話すことができた。
彼は西ドイツ駐留中の米兵とドイツ人女性の間に生まれ、ベルリンで移民のための職業訓練やドイツ語学習の世話をするソーシャルワーカーとして働いていた経歴を持つ。
彼によれば当時(70年代?)の旧西ドイツでソーシャルワーカーをやろうと思ったらトルコ語は必須だったという。
そこで彼も自ずとマスターせざるを得なかったわけだ。
というのも、移民はともかくドイツに来る国際出稼ぎ労働者の大半がトルコ人なのだそう。
そういえば、『エロイカより愛をこめて』にも、ドイツ帰りのトルコ人兄弟が出てきたな。
というわけで、今でも先生のようにトルコ語を話せるドイツ人はドイツ各地に結構いて、ドイツ語とトルコ語はタイトな関係にあるんだとか言ってたな。
確かに字面はとても似ていたりする。トルコ語もウムラウトあるし。
ドイツの隣国といえばオーストリア。
(この間イギリス人相手に、「オーストリアってどこだっけ?確かドイツの一部だよね」というヒトラーネタのジョークを言ってみたら、「え・・・・・・」みたいな感じでドン引きされて肺が外れる思いをしました。みんなも気をつけてね)
この国の首都ウィーンもトルコに縁がある。
しかしこちらの縁は、友好的なものでは全くない。
時は1529年、スレイマン1世時代。
全盛期のオスマン帝国軍が、この都を包囲したのだ。
そのきっかけは、フランス王フランソワ1世が、ライバルである神聖ローマ帝国の新皇帝カール5世に対抗するため、イッパツ逆転の秘策としてオスマン帝国と同盟を結んだことだ。
背景には、マルティン・ルターの宗教改革とか、新大陸のハプスブルク家領土とかいろいろあるのだが、このブログは歴史講座ではないから、割愛。
面白いのは、この「ウィーン包囲」がヨーロッパにもたらしたものである。
諸説あるが、クロワッサンはこの包囲の最中にウィーンで生まれたものだという。
つまり、オスマンといえばイスラム、イスラムといえば三日月。
十字架がキリスト教の象徴であるように、三日月(精確には「新月」だが)はイスラムのシンボルなのだ。
そして、三日月といえばクレッセント、つまりクロワッサン。
要するに、オスマン軍の包囲に苦しむウィーン市民が「あいつらを食うたれ!」という怨念で作った三日月型パンが、クロワッサンの原型である・・・と大昔に世界史の授業で教わりました。
他にも、オスマン帝国が世界の食生活に与えた影響は大きい。
意外なところではトウモロコシだ。
以前触れたトマトやジャガイモと同じく、トウモロコシの原産地は新大陸。
そして、ここに最初にたどり着いた旧世界人はすなわちヨーロッパ人だったし、かの地の作物を持ち帰ったのもヨーロッパ人だ。
だが、好き嫌いとなると別の問題である。
どうやらヨーロッパ人には好まれなかったようなのだよ、トウモロコシは。
なので、せっかく輸入されたのに、トウモロコシはヨーロッパを素通り。
しかし、オスマン帝国の皆さんは、この植物を栽培する。
後にヨーロッパ人も考えを改めてトウモロコシを採用するが、その際にイスラム圏から逆輸入したため、「トルコ小麦」と呼んだという。
(いかにもうんちくっぽいだろw)
また、やはり新大陸原産である七面鳥は、英語でターキー(Turkey)という。
つまり、「トルコ」そのものやんけ。
これまたトルコ産と誤解されたことが命名のきっかけになったらしい。
大西洋を越えたスケールの大きい誤解を生んでいたわけだ。
さすがオスマン帝国。やることがデカいぜ。
トルコについて知ってるのはそんくらいかな。。。と思ったが、もうひとつあった!
懐かしの京大D軍2006がレパートリーとしていた曲の一つに『Pick Up The Pieces』というのがありまして。
そのとき参考にされていた音源はフィル・コリンズのビッグバンドのものだった。
このフィル・コリンズ参加のビッグバンドプロジェクトの仕掛人が、名プロデューサーでありアレンジャーのアリフ・マーディンなわけだが、このアリフ氏、実はトルコ人、チャキチャキのイスタンブールっ子なのである。
本当にチャキチャキかは知らんがね。
イスタンブール大学卒業後、ロンドンで経済学を学んだ堅気エリートのアリフにとって、当初音楽は趣味に過ぎなかった。
しかし、トルコをツアーしていたディジー・ガレスピーに出会って、音楽を生業に!と決意する。
奨学金を得て入学したバークリー音楽院を卒業後、アトランティック・レコーズに就職。
すぐにプロデューサー/アレンジャーとなり、最初はジャズを手がけていた。
そして1967年、アレサ・フランクリンのアトランティック移籍がマジックを生み、ファーストコール・プロデューサーとして大成。
すごくヴァイブが合ったんだろうな。
そう、ZACOでもよくかかるあの名曲"Respect"にしたって、アリフ・マーディン制作なのだよ。
80年代の「シャッカーン」のかけ声で有名な釈迦カーンの"I Feel For You"もアリフが手がけたものだ。
時は流れて2001年。アトランティックの副社長の職を辞したマーディン。
とうとう引退か!と思いきや、数ヶ月後にはEMIと契約し、やがて野良ジョーンズを送り出した。。。というのがものっそい端折ったアリフ・マーディン一代記である。
しかもこの40年ほどの間にアリフは、他にもロバータ・フラック、ダニー・ハザウェイ、ダイアナ・ロス、パティ・ラベルらをプロデュースし、"Pick~"のオリジナル演者であるところのアヴェレイジ・ホワイト・バンドにホール&オーツにカルチャー・クラブといったソウルに影響を受けた白人アクトとも関わり、ウィリー・ネルソンやベット・ミドラーなども手がけている。
20世紀半ば以降の音楽史に多大な影響を与えたトルコ人だとは思わないか?
さて。
わしが一番好きな音楽ジャンルは?と訊ねられれば間違いなくそれはR&Bだと答える。
R&Bは時に「プロデューサー・ミュージック」と呼ばれるほど制作においてプロデューサーが重視されるジャンルでもある。
クインシー・ジョーンズ、マーカス・ミラー、ジャム&ルイス、ロドニー・ジャーキンス、ティンバランド、ベイビーフェイス、ジャーメイン・デュプリ、スコット・ストーチ、そしてカニエ・ウエストに至るまで、わしがお気に入りのプロデューサーは数知れず。。
そしてR&Bを聴くとき、すごくプロデューサー・オリエンテッドな聴き方をしているのも確かだ。
お、そういえば、アリシア・キーズがついにヒップホップ/R&Bプロデューサーのスウィズビーツと婚約したっぽいね。
秘密裏にですが。
なんか二人が一緒にマンション買ったっていう話題でオンラインのゴシップ記事は持ち切りです。
スウィズさんも今の奥さんと離婚成立したらしいし、こりゃーいよいよ、って感じだね。
どんなすごい部屋なのか気になります。
スウィズビーツといや、サラーム・レミとタッグを組んでナズ神の作品の制作を担当していることでも有名。
この結婚きっかけで、ナズ曲へのアリシアキーズの客演仕事(もしくは逆)がこれから増えるかなーとか、ファンとしては勝手に期待しちゃいますな。
ムフフ
閑話休題。
とにかく、R&Bヲタは同時にプロデューサーヲタでもあるわけなんだな。
(だからR&Bのディスクガイドを購入するときは、絶対にプロデューサー別索引がついているものを選ぶべき。わしが言うのだから間違いない)
で、件のアリフさんである。
既に書いたように、彼は元々ジャズ畑出身。
クインシー・ジョーンズやマーカスもそうだが、ジャズ/フュージョン業界で名を成してR&Bプロデューサーに転身(兼業)するという例は結構ある。
で、そういう人たちの作品に共通して聴かれる「ジャズ脳」的哲学みたいなんがあるかどうか考えたことがあって、、
と続けたいが、えーがけんトルコから離れすぎたし、この話は相当マニアックかつ独断に満ちていると思われるのでまたの機会にします。
ばい
Dr.Koi! I already miss Japan with you! (Dr.Hirokazu said 'missing'is .... haha) I really want to learn Japanese for understanding what you say on your blog. haha! I know the moment of'parting 'is a'partying', but honestly, i am still sad. T_T maybe i am not an adult = (
返信削除hey pal. thanks for visiting.
返信削除u know what when we break up its just for getting back together.
u shd enjoy every moment of ur life. dont waste ur time by feeling down man.
"when u feel sad, stop feeling sad and be awesome instead." this is the basic motto of 1021 Blackrose Fraternity: "AWESOMENESS".
haha btw, i think an online automatic translation service would help til u master Jap language.
actually I translated a couple of ur articles, and was convinced that it is accurate enuff.
cheers.
http://www.excite.co.jp/world/korean/