2009年12月28日月曜日

wrap up of the game


カトマンズ渓谷のスイス人サイトマネジャーからseasonal greetingが届いた。
やっぱり建築家は絵がうまいからかっこええのや


おそらく今年最後のエントリなので、ハイライトで一年を振り返ります。

反省(reflection)

今年は短かったけれどいろいろな出会いと展開があった年だった。
結果的に上手く繋がって来年以降の進路は決まったから良かったです。
年始に、mixi日記に悲喜交々の一年になるだろうって書いたけど実際悲喜交々の一年でした。
とりあえずお世話になった皆さんは一年間ありがとうございました。
来年もよろしくぅ


<1月>
・3回生修業。講読の最後の授業で、一緒だった生命科学研究科の院生の人に新規のSTS勉強会に誘われ、参加することになる。この勉強会きっかけでいろいろな人に出会い、進路も展開した。
・なんとなく進学を心に決めつつ、まだまだ就活

<2月>
・オーストラリアから高1のときのホストファミリーが京都に遊びにくる。すごく懐かしかった&楽しかった。
・サマリタン追いコン。実は一発芸コーナーでベース×ループステーション芸をこの時点で人前初披露していた。号泣して飲みまくったらしく、今年の二日酔いワーストはこのとき記録。
・ネパールはカトマンズに国際シンポジウムの手伝いでついていく。美しい国でした。素晴らしいものをたくさん見て、素晴らしい人との出会いがたくさんあった。凄くタフな11日間だったが、それだけに最終日の打ち上げの酒は最高にうまかったです。

<3月>
・STS勉強会で扱っているテキストの著者である阪大のHirakawa先生と会う。その深い学識とユルい人柄に魅かれてしまい、STS業界に完全に吸引された。この時点ではSTS方面に進むか迷っていたので進路の相談にも乗ってもらったりする。
・卒論の構想をIseda先生に話してみる。進路相談に乗ってもらい、東大のFujigaki研を紹介してもらう。
・ジャズ系春合宿最終日だけ参加。豪雪で脱輪しかかりつつもかねいちやにたどり着く。なぜか発表会でみっきー&みさっきー&やまぐちっきーよとConfirmationをセッション。
・アポをとり、東大のFujigaki先生を訪ねる。修士でSTS研究をやることを決めた。就活から完全に足を洗い、院試勉強を本格化させました。
・STS Network Japanの研究発表会にお邪魔する。阪大のNakamuraさんやFujigaki研のEmaさんなどSTS業界の人々と会い、色々話を聞いてもらえた。

<4月>
・4回生はじまる。履修登録ミスによる専門単位の取りこぼし発覚。前期は院試に向けた勉強×取りこぼし分回収×卒論という忙しい生活を強いられることになってもた。
・ジャズ系コンボライブ。ループステーション芸。確かな手応え。出来:85点
・北白川教会の平日の早朝ミサに通うようになった。このころは毎朝6時起きのアスリートのような生活でした。
・22さいになりました。ぞろ目いえい

<5月>
・ダークブルーニューサウンズオーケストラ初ライブのコンボ枠で演奏。エリントンの曲をたくさんやりました。出来:65点
・イケメンドラマー丸さんを囲む会。後にシリーズ化される会合の記念すべき第一回であった。
・京都生活4年目にして東京出張帰りの父が初めて京都にやってくる。先斗町の焼き鳥屋行った。高かった割に店主が若干ウザかった。
・ジャズ系新歓ライブ。「しげるクインテット」と「ハシモトハシモト」で出演。ハシモトハシモトはぶちかましたぜぇい!今年最高のライブ。出来:95点
・京大の国際交流プログラムでやってきているシンガポール国立大学の学生30人くらいを相手にしたバンケットになぜか参加。シンガポール人の知り合いがよけい増えた。タダ飯、うます。
・レッドデイアウトで「イケないお医者さんズ」とともに演奏。Dr.Feelgoodというロケンローバンドのコピーに初挑戦しました。難しかったーけど、キャベやトミーと仲良くなれたのは良かったです。出来:73てん

<6月>
・卒論中間発表1回目。そこそこ凹まされ、そこそこ励まされる。新しく得た構想のもとに調査を本格化させた。
・丸さんと肉の会。あじぇ
・丸山バキルーハン綾子の企画するLiving Libraryというイベントに通訳として参加。ジェンダーマイノリティ当事者や視覚障害者など、なかなか普段は話す機会がないような人々と会えてよかった。バキルーハンgj
・STS Network Japan研究発表会ふたたび。阪大CSCDのYamauchiさんに卒論の相談など乗ってもらう。

<7月>
・インキョカフェでライブ。ループステーション芸。前回ほどのインパクトはなかったかもしれん。出来:70点
・Fujigaki先生のコネで第四期科学技術基本法の特別委員会を傍聴させてもらえることになり、文科省へ。ほかのことでも考えていたのか、なぜか内容をあまり覚えていない。つまらんかった気もする。
・ギリギリで院試出願。もちろんFujigaki研一本で
・大好きな彼女と別れる。自分の運んでいる十字架が思ったより重いことを知った。Farewell, my love.
・卒論に向けた社会調査とドキュメントレビューを開始。。
・アルコール依存症→悪化
・『フレンズ』依存症→末期
・なみなみ会発足

<8月>
・高校からの友人数名が京都にやってくる。飲み会をした。
・長期帰省し、勉強に明け、暮れる。
・本ブログを開設。
・東京に乗り込み院試一次試験。前日にダークとロスガラのライブを見た。
・立命館大学の文化遺産防災国際研修2009がはじまった。

<9月>
・院試二次試験。
・文化遺産防災学国際研修の後半戦でふたたびネパールへ。いろいろな現地のスタッフや先生方と再会。卒論のための調査もいろいろやる。帰国日の朝、2月には忙しすぎてみれなかったヒマラヤを見に行く。かんどぉおおおおお!!!
・Fujigaki研究室合格。おそらくこれが今年一番のグッドニューズってことになるのかなー。
・シンガポール〜オーストラリアを2週間かけて傷心旅行。もとい豪遊。懐かしい面々と集結して人生の素晴らしさを称揚しあった。

<10月>
・p-wave.labでジャズパーティ2009&オト回廊に出演。かなりチャレンジングだったけど楽しかったし、プレイヤー冥利的にもそこそこ満足できた。自己評価:それぞれ55点、88点
・卒論中間発表2回目。まずまずの手応え。しかし相変わらず話が長いとか言われる。
・丸さんと魚の会。
・ひたすらだらだら

<11月>
・マッカー(本当の自分)デビュー!
・ぷれすてを買ってゲーマーと化す。アルコール依存の治療の一環として。
・NF。久々に音楽ばっかやれて幸せでした。

<12月>
・丸さんと鍋の会。
・長野県松本市まで小旅行。物損事故発生サーセンしたw
・Jazz系定期演奏会。「ハシモトハシモト」で出演。出来:75点
・クリスマスイーブはタテノリ絶叫セッション@高槻BIRD。相変わらずの超ハイレベルで自分の未熟さをふたたび痛感。。でもたくさん良いグルーヴを吸収できたし、凄腕音楽家たちと知り合えたし最高でした。


来年への抱負はありません。
とにかく皆さん良いお年を。そしてたくさんの愛を〜

2009年12月15日火曜日

交霊術と一般意志について

真の教養人を目指すべく、あいかわらずフロイト著作集を読んでいるのですが(現実逃避ともいう)、ついにかの有名な「無気味なもの」という論文に達し、そこにおいてフロイトも交霊術に言及していたことをはじめて知りました。

当然、ネイティブ・アメリカンがタバコの煙を使ってやってるやつとは違うもののことだろうけども。

フロイトは交霊術を通して、思考の非本質的な力能がどのようにして人を不安にさせるようなかたちをとるのかを説明しています。

フロイトによると、「思考が外的で、実践的で、直ちに有効な能力を有すると感じている病人は、人から条件を与えられたり打ち負かされたりするのではないかと絶えず懸念している」とされている。

この同じ状況がまた、交霊術においても引き起こされるものらしい。
交霊術が行われる場では、あらゆる個的な特徴を無効にするようなひとつの融合的な関係の中に、参加者全員が一同に押し込められることになるからです。

で、これって実は最近やたらあずまんたちが言ってる「一般意志/集合知」の発想に警鐘を鳴らす考え方なんじゃないかと思いました。

フロイトが研究していた「思考の全能」への信仰、あるいは交霊術における限界状況は、公的領域なき公共性がどのようなものであり得るのか、換言すればいかなる政治的空間にも関連しないような「一般意志」の様態の一面を例証しているのではないか。

つまり、人間にとって基本的な諸々のハビトゥス(個人の言語活動とか、認知活動とか)が前面に立ち現れてくる場合、それは主権の神話や儀式からかけ離れたまったく別の公的領域、すなわち、ひとつの非国家的な公的領域を生起させるのではないかということです。

ウェブ2.0という言葉が流行ってたころから「一億人総表現時代」が称揚されています。
ブログやツイッターないしニコニコ動画を通じて「群衆=マルチチュード」がそれぞれ考えたことを、これまで踏む必要のあったさまざまなステップをとばして発信していけるようになっています。
これは諸ハビトゥスの前景化にほかなりません。良いことかもしれませんが、語りや思考の氾濫は、その集積によって作り上げられる集合知の公共性がひとつの公的領域、すなわち多数的なものがそこにおいて共有の諸問題に関わり得るようなひとつの政治的空間のなかに包摂されない事態を招く危険もあると思うのです。

あたかも交霊術が実践される場のように。

そしてそのような事態はフロイトのいう「恐怖」をもたらしうるのではないかと思うのです。
21世紀、あらゆる価値の源泉となる「知」の公共性は、それが公的領域ないし政治的共同体とならない場合、諸々の支配形式を増殖させることになります。

集合知にこの理屈を直接当てはめて考えるのは難しいかもしれないので、現代の生産様式を例にとって説明しますと、例えば、今日のポストフォーディズム的労働過程において、すべての労働者は「思考する存在」として生産に参加していることは多くの人に共通した認識だと思います。
これはまさに、多数的な「群衆=マルチチュード」を特徴づけるものであり、現代の生産にとっての基礎となっています。
職務の分節化は、もはや客観的な基準に対応してはおらず、むしろ明確な形で、自由意志に基づき、可逆的でうつろいやすいものになっているのです。
そうした分節化は、次々に起こる科学的/技術的イノヴェーションに対して反応する際の機敏さや順応性といったものを保証しているので、現実の生産過程の内部におけるマルチチュードの思考の分節化が、公的領域にも、政治的共同体にも、構成原理にならないということは明白ですね。

知の公共性は、いかなる公的領域とも関連していない場合は、(労働における主従関係に対応する)政治的空間でのヒエラルキーの無統制な拡散へと姿を変える恐れがあると思うのです。
諸々の支配形式とはこのことです。
ヒエラルキーは拡散し、細部に及ぶものとなります。そしてこれこそ、知の公共性ないし分節化における否定的な裏面であると考えます。


あずまんの言っている「民主主義2.0」がどんな構想なのか僕もはっきり把握しているわけではないですし、どちらかというと僕は集合知の可能性には楽観的です。
しかし、集合知、ザ・コモンズ、マルチチュードといった新たな公共圏を叙述する着眼点ないし発想も、それぞれ両義的な存在様態であることを忘れてはならないと思いました。

2009年12月13日日曜日

My Favs⑥

前エントリで大麻に触れましたが、ラスタ以外にもマリファナが自身の文化的アイデンティティの大きな部分を占めているという人々はぼつぼつ存在するようです。

ネイティヴ・アメリカンもそうした人々の一部です。
ネイティヴ・アメリカンの人々にとって、大麻を含めたタバコ類一般は祖先や自然と更新するためのメディアとして神聖なものであるらしいです。

というのも煙には、その場の空気を霊と交信しやすくさせる媒介としての作用があるとされるかららしいのです。
(そう考えると仏前で線香をあげるという行為も、煙を通じてその場の空気に宿っている「人間以外の何か」と交信を果たしながら、魂を浄化させているということなのかもしれない)

なぜいきなりこのような話題なのかというと、ジョニ・ミッチェル『ミンガス』(1979)におけっるジャコ・パストリアスのベースプレイを聴いているうちに、ふと前述した煙の呪術的役割の話を思い出したからです。


つまり、本作におけるジャコのベースは精霊たちと交わり合う煙なのです。
チャールズ・ミンガスの死という喪失感を、根こそぎ燃やし尽くそうとするジョニの歌声は力強い神聖な炎であり、さらに彼女独特のギターの響きは必定の如く「あの世」を想起させ、気を抜くと魂ごと吸い取られてしまう静謐な緊張感を醸し出しております。

ジャコはといえばここぞとばかりに神懸かり的なプレイを連発しており、斬新なハーモニー解釈とスピード感は圧巻であります。
煙たる低音は故人の魂へと導くように時に一筋の道となって天上へと立ちのぼり、演奏の機微が時に風邪を起こせばふわりと空気中に充満してやがて自然の息吹へと吸い込まれていきます。
まさにジャコのベースがあの世とこの世の媒介となって、ジョニとミンガスの魂の交信を実現しているのですね。
これぞソウル・ミュージックなり。


ジョニさんがジャズ好きだった時代の傑作。


僕は基本的にタバコは好きじゃないが、定演のハシモトハシモトでもぜひマービンやJBの魂と交信したいなぁと思ふ・・・と一応言っておこう

2009年12月7日月曜日

あははーん

前のエントリでJoe Sampleの"In All My Wildest Dreams"が、Tupacの"Dear Mama"などで使われているというのを紹介しましたが、ちょっと思い立って調べてみたらまだまだありましたのでそのうち良かったやつを紹介します。

この曲はやっぱ定番ネタなのかもしれませんわ。

まず、
TQ "Westside"


ウェッサイカルチャーを愛する伊達男TQによる西海岸讃歌その名も"Westside"。
わりと控えめなサンプルのされ方です。この曲は前から知ってたのですが"In All~"が使われているのには気づきませんでした(笑
もとが相当メロウなのでこういうのには当然合いますね。

で、結構早回し目で軽快にサンプルされてるのが、
このDave Hollister "Keep Lovin' You"です


ちょwなにこの良曲wwという感想を抱いたのですが。
今すぐp.wave.labに入れそうな色のシャツを着て歌っているのが主役のホリスターさんです(しかしええ声しとる)。
ゴツい黒人のオッサンが歌ってるわりに結構かわいい歌詞の内容です。こういうのもいいなー

ほかにも何曲かあったのですが、やっぱ4コードループがカッチリしてるやつは使いやすいんでしょうね。
サンプルさんはNYの人のはずですが(確か?)、引用されるのは西海岸の人が中心みたいです。

こういう感じに、一つのサンプル元ネタを軸に広がるミュージック・ツリー(非常にbmr的表現だ!)を辿っていろんな楽曲に出会うという聴き方が出来るのも、Hip Hop/R&Bの面白いところですよ:)

2009年12月6日日曜日

Family Fair動画 2

昨日はジャズ系美食会のみんなで集まって鍋パやりました。
いつも通り楽しかったっす。
でもこうしてみんなで集まれるのもあと何回なのかな。とか考えると切なくなる。

・・うぉ

Koi & Family Fairようつべシリーズ第2弾です。
Facebookにも同じ動画を公開しているのですが、そっちはわりと良いリアクションも返ってきててうれしいです。
あーこのバンドでまたライブやりたいわ。

"In All My Wildest Dreams"



Joe Sample作曲。いろいろなバージョンのレコーディングが存在するのですが、ほんとに良い曲です。
実はこの曲、2Pacの"Dear Mama"でサンプリングされており(Joe Sampleだけにサンプリングマンセーか?)、そのネタをたどって僕がジャズ/フュージョンに入っていくきっかけになった曲の一つなので思い入れはかなり深いです。(参考音源)あと、アンソニー・ハミルトンの曲とかにも使われてるし、最近発見したLouis LogicていうジャジーヒップホップのDJもかなり早回しで下敷きにしてたりと、わりと定番ネタなのかもしれないです。
ま、とにかく、そんな大好きな曲を演奏するという夢を実現させてくれたメンバーに本当に感謝してます!


"3 Deuces"



マーカス・ミラーの曲。「チュニジアの夜」の進行をファンクビートに乗せたモノで、元ネタはジェームズ・カーター(ts)がフロントだったりでずいぶん雰囲気が違うのですが、ここでも完全に独自の世界観を作り上げて自分流に料理してしまえるのがてつを氏のすごいところですね。もうてつをワールドが炸裂してます。
ベースソロは、最初はストラクチャーに忠実にビバップな感じで→スラップでリズミックに、、、というアプローチでしたが、スラップセクションの途中で収拾がつかなくなって思わずオーバードライブを踏んでしまいました。ペダルを踏むともう終わりですな。このへんはkmtさんにダメだしされたところでもあります。バンド自体が成熟していればもう少し違う展開も出来るのですが・・・つーか、もうちょっと上品に歪むペダルが欲しいところです。
最後のソリスト末光はいつも通りもって行ってる。まさにドラムヒーローイズムの体現者。名前間違えてスマン。

1月中にZACあたりに出て、追いコンにも出れたら本望です。ううむ

2009年12月5日土曜日

Family Fair動画 1

忙しくて、あるいは遠くにいすぎて僕のギグにこれないブラザーやシスターたちのために(笑)youtooobeに動画をうpりました!
いえーいv

とりあえず2曲ね


"L.V."



レトリックという日本のクラブジャズバンドのスローファンクナンバーです。
最初の20小節くらい僕がずっと間違った音を弾いてますね(汗
別にそういうアレンジというわけではないです。
てつをのソロがまじでかっこいいー彼は身近にいながらとても学ぶことが多い弦楽器奏者です。練習でもいっつも「ほー!」となりますわ。かの素晴らしいプレイヤーの演奏をいつも間近で見れて僕は幸いです。このときはギターと同じブルーで統一したファッションもいいね。


”The Best Is Yet To Come”



urbというもう解散した日本のクラブジャズバンドの曲です。
個人的にこの曲はかなりお気に入りです。
なつきっくは入りをミスってますがその後の僕の首の振りが好きです。自分で言うのもあれやけどさ。これぞハプニング!
なつきっくはテーマの弾き方が良いと思います。ちょっとレイドバックしたノリがヒップホップな感じでいいね。
ヒップホップの「ズーグズーグズーグズーグ」っていうダラシナくハネていく感じは、4ビートのジャズっぽいからジャズをやりなれている(?)僕たちに有利だと思いますわ。

昨日今日と、NFのビデオ見る以外に何もしてないんすけど。
あ、これから鍋の準備しないといけないんだった。

2009年12月3日木曜日

My Favs⑤

昨日の朝はAlicia Keysが行った世界エイズデーのチャリティライブがYoutooobeでニコ生的な感じで生放送されるってんで、早起きして見てました(熱狂的ファン)。

こういうライブをネットで生配信する試み、最近は増えてきたみたいだけど、やっぱり世界中の人たちと(パケットに分割され端末に送られデコードされるというプロセスを経ていても)「いま・ここ」を共有できるのは素晴らしいと思いました。
しかもlive webcastでリアルタイムでつぶやけるという。まさにニコ生。さすがにコンサートホールとまではいかなくても、世界中のみんなでリビングのTV前に集まってわいわい言ってる感じですね。アーキテクチャの生態系のリアルタイム性は加速するばかりです。マンセーーー

ショー自体もすごく良かった。アリシアさんはなんといってもMCが良いよね。あの、曲と曲の間だろうが曲中だろうが終止観客に語りかけている感じがすごい好き。真似したいよ。
新しい曲もいっぱいやってたけど、良い曲ばっかじゃないっすか!これは新作買うしかないなー

つーことで、今日はMs.A KeysのCDの中でも僕が一番お気に入りの"The Diary of Alicia Keys" (2003)を紹介しようー。



もう洋楽好きの中2とか含めてたいていの人が知ってる有名なCDだろうけどよー

僕はこれは、ガチで流行る前にリアルタイムで買って聴きました。帰宅してイライライライラしながらCDケースのビニール剥いて、スチャっとプレイヤーにセットして、再生ボタンを押した次の瞬間から「これはクる!!!」と思ってたのは軽く自慢です。
もーメッチャ好きです。当時はあまりCDをたくさん持っていなかったので、繰り返し隅から隅まで聴いてこれのことはもう知り尽くしてまさ。
高1の時、経済力がなかったのでbmrとかblastとか買えなかったから、タワレコのフリー誌であるBOUNCEを愛読していたのですが、確か2003年12月号の表紙と特集がこのCDだったんすよね(とっとけばよかったなー)。
で、読んでみるといろんな有名なライターの人が絶賛してたから、これは買うしかない!と思い、なけなしの日本円をはたいた。
当時はR&Bにはまりかけって感じだったけどもうこれ聴いてからドップリでした。
すごいツボったわけです。

アリシア・キーズのR&Bシンガーとしての新奇性について、よく言われていたのが、

「ヒップホップ世代で生粋のニューヨークっ子ながらも、クラシックの素養と端正なソウルマナーを兼ね備えている」

っていうことです。
90年代以降の北米メジャーリーグR&Bは、最新鋭のヒップホップサウンドを取り入れた所謂「ヒップホップソウル」というやつが主流でして、まあネオクラシカルソウルとか、あるいはジル・スコットやアンジー・ストーンみたいなオーガニック一派がいたりとか色々オルタナティヴも存在したけど、基本はメアリーJブライジ的なイケイケギラギラブリンブリン路線がど真ん中だったわけですね。説明しにくいけど。

で、そこにネオクラシカルとは別の文脈で現れた自作自演派がアリシア・キーズだったわけですわ。ブリンブリン系とは違うけどヒップホップのビーツも自由自在に乗りこなせるしラッパーとの絡みも余裕。しかしピアノも弾けて作曲もできる賢人音楽家である、という独特なヴァーサタイル・キャラ。さらにbling blingなヒップホップソウルの世界観と一線を画すピュアリティも兼ね備えている彼女の音楽は、メアリーJ以降大きなイノベーションが起きていなかったオーセンティックR&Bの歴史を新たな局面に突入させることになった!

そう、とにかくピュアなんすよね。歌詞が。
基本がド派手な世界、しかもしっとりしたラブバラッドでも、なんか劇画調の恋愛模様が多い90年代R&Bだったけれど、Aliciaの歌詞は朴訥だけどめっちゃ染みる。
凡人のわれわれでも共感できる内容なんすよね。しかも全部がイイっていう。英語も簡単だし、スラングとか全然使わないしこの人。
まあこういうのってシンガーソングライターの基本要件なのかも知れないっすけど。

とりあえずそれは置いといて、さらに00年代初頭と言えば、(Nasのアルバム紹介のエントリにも書いたけど、)ブラックミュージック界はこぞってback to basicsブームだったんですよね(同じ時期にブルーアイドソウル一派からは超イナたいジョシュ・ストーンが出てきたりさ)。つーことで70's回帰の時流の中担ぎあげられたのがたぶんこの人だったんだろう。確かにピアノを弾きながらR&Bを歌うというスタイルはマービンやレイ・チャールズを思わせますよね。
実際"The Diary of Alicia Keys"で聴けるのは、当時売れっ子中の売れっ子だったカニエ・ウエストのオールドスクールなプロダクションが冴えわたっているサマである。知ってのとおりカニエは真正の音楽オタクであり、マニアックな古いソウルやブルースの早回しネタ使いで有名。
そんなルーツミュージック好きの蟹江とがっちりかみ合ったんだからそれは、伝統的ソウルの継承者とも呼びたくなるよ。

では、件の「端正なソウルマナー」とはなんなのだろう?
アリシアキーズを形容するときには連発される言葉ながら、その正確な定義を見たことは未だない。

ので自分で考えてみた。
結論を先取りすると、たぶんここでいうソウルマナーとは端的に「サビメロを自分で歌うスタイル」のことだと思う。
考えてみてほしい。メアリーJ以降、具体的には93年以降のメジャーリーグR&Bでサビのメロディをちゃんと歌っている人物あるいは曲はどれほどあるだろう?もちろん探せばいくらでもあるだろうが、圧倒的に多いのが、サビのメロディはバックコーラス(あるいは本人の声別どりオーバーダブ)に任せて、本人はアドリブをとるというスタイルではないだろうか?
ライブなんかでは特に、1番は全く歌わず、2番からテキトーにアドリブというパターンが多いと思うのだが。

これってまあさっきからずっと名前が出てるMary J.Bligeっていうまあ僕もかなり好きな部類のR&Bシンガーが主流にしていったスタイルで、実は極めてゴスペル的な流儀なわけですよ。一番盛り上がるところのメロディはクワイアに任せて、ソリストは延々オブリを歌うっていう。

その一方で、アリシアさんは、たとえば"The Diary~"からカットされたシングルの"You Don't Know My Name"、"If I Ain't Got You"、"Karma"とか、あとなんだっけ?笑
・・・とかにしても、全部サビまでちゃんと自分できっちり歌っているというわけですわ。もちろんライブなんかでは、盛り上げるためにサビメロから離れることもあるけど、基本は自分で歌っている。
このスタイルがたぶん本来のレディソウルのマナー、つまりアレサやシャカなんかから脈々と引き継がれてきたものだと見なされ、いったんメアリーJがブツッと切ったその流れを再び引き戻したのがアリシアだと考えられているんじゃないですかね。
で、これが「端正なソウルマナー」と呼ばれているものの正体だと思うんです。あくまで仮説だけど。

まあこの「サビ歌い」に限らず、自分で作曲して楽器も自分で弾きながら歌うっていうスタイルをアリシアが「ど真ん中」にしたおかげで、ジョン・レジェンドとかラヒーム・デヴォーンとか、ちょっとマニアックどころだとヴァン・ハントとかの、自作自演派R&Bアーティストががんがんシーンの中央に躍り出てきて、結局は00年代後半のニーヨとかケリ・ヒルソンとかの元「職人」ライターのデビューの流れの布石まで置かれてしまったわけです。いやはやすごい影響力だ。

しかしアリシアキーズは本当に正統派レディソウルの継承者なのだろうか?
僕は違うと思う。デビューアルバムの"Songs In A Minor"(2001)はややブルーアイド・ソウル風味の曲が多かったし(でも良い)、鼻の整形後に発表された"The Diary~"では含有ブラックネスが増量されて印象的なピアノのリフもいろいろがっつりフィーチャーされてる、とはいえ、これも以上述べたような歴史的条件の中「担ぎ出された」感が否めない。
それは第三作の"As I Am"(2007)を聴けばわかる。ここでは既にR&Bというカテゴリに単純に括れない音楽が展開されており、あたかもキャロル・キングのような純粋なシンガーソングライターを志向しているかのようだ。もしくはスティービー・ワンダー/プリンス的な、ブラックというよりカラフルな世界観というか。
まあ間違いなく正統派のソウルからは遠ざかってますよ。
したがって、"The Diary of Alicia Keys"は、彼女のキャリアを通して最もソウル純度が高く、ブラック度も高い初期の作品という扱いになるのだろう。

なんにせよ、アリシア嬢が類稀なブラックミュージックの求道者であることには変わりない。
うーん。まじで彼女と同じ時代に生まれてきてよかった。それも言い過ぎではないくらい、良い音楽を作る人ですね!ジミヘン、スティービーワンダー、JB、スライ、パフ・ダディ、ベイビーフェイスなんかと並ぶアイコンだと思うよ。まじで。

アリシア・キーズのことになるとついつい長くなっちゃいました~wot a nerrrrrrd!
まだまだ語りたいけど、この辺で。

2009年12月2日水曜日

可憐カーペン太やべぇ

     _____________
   /|:: ┌──────┐ ::|
  /.  |:: |          | ::|
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  |.... |:: |         | ::|
  |.... |:: └──────┘ ::|
  \_|    ┌────┐   .|       ∧∧
      ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄        (  _)    俺に彼女がいないことで
             / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄旦 ̄(_,   )
            /             \  `
           | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|、_)
             ̄| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄| ̄

     |           .( ( | |\
     | )           ) ) | | .|
     |________(__| .\|俺の代わりにだれか一人、彼女とクリスマスを過ごせる
    /—   ∧ ∧  ——-\≒
  /      (    )       \
  | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ |
  |______________|

   ∧∧
  (  ・ω・)
  _| ⊃/(___
/ └-(____/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                            俺はそういうことに幸せを感じるんだ
  <⌒/ヽ-、___
/<_/____/


おやすみ