2012年5月24日木曜日

ブルイックラディ蒸留所の歴史(本の感想です






ウィスキー・ドリーム─アイラ島のシングルモルトに賭けた男たち



代官山の大人つたやで買いました。

ブルイックラディは、90年代にロンドンでワインの卸売をしていた男たちが、アイラ島で閉鎖していた蒸留所を、いろんな苦節の末に買い取って再開した・・・というような物語を知ると、ウンチク好きな男は愛着が湧くんですね〜〜

嗜好品である高級酒にしろAKB48にしろコンプガチャにしろ、商品形態としてはすべて、「物語」を売っているのだと思う。
すべてのメタ・ナラティブが死に絶えたポストモダン状況()にあっても、人間は物語る動物であり、物語がないと生きていけない。
だから物語は売れる。

ウヰスキーも、物語を添えて飲みたい。

ちなみにブルイックラディは、アイラ系シングルモルト特有の重厚なピート香はほとんどなく、そのかわり梨のような林檎のような香りがはじけるフレッシュなあじわい。
アイラ系はあの正露丸臭とか辛味がどうも・・・という人にもオヌヌメできる爽やか系ウヰスキーである。


(私事だが、今年はウヰスキーコニサーの資格に挑戦する予定)

2012年5月21日月曜日

RIPダックダン

亡くなっておられたのね。


Booker T. & the MGs bassist Donald "Duck" Dunn dies at 70

知名度はイマイチかもだが、メンフィスソウルを牽引した名手であった。

まだ現役だったのに。

スタックスレコーズだとこの曲のベースラインが好きなんだけど(2小節パターンを延々ループ!)、ドナルドダックダンが弾いているという確信はない。


にしても、スタックスの昔の録音物もモータウンばりにベースがでかく入っててカコエエ。

2012年5月17日木曜日

Hey Sonny!!What's the dinner??



go up your nose and (ry




以下出来の悪い学部生のレポートばりのカキ殴り。







ソニーとパナは本当に提携すんのか。っていうニュースが気になりすぎて体調不良である。

敵は言うまでもなく、半島の二強だ。

国内の健全な競争環境を阻害してまで、長きにわたるライバルであったはずの2社が結託して、外資に立ち向かう。

これがグローバル化なのか と思い知らされるし、ファストリテイリングとかサンスターとかがどんどんオフショア化していくいっぽうで、あくまでも日本経済を下支えしようという旧来の大企業経営陣の心意気には純粋に感動を覚える。これは冗談で、もちろん自社の生き残りこそが行動原理だとは思う。それにしてもどうして技術が絡むと、外資との資本提携は回避されるんだろか。

もとはといえば日本の技術屋さんが半島に流れたのが有機ELで大敗してる原因じゃないのか(根拠はない)?

そして新技術のR&Dへの初期投資が一社だけで賄えないことだけが問題ならば、そのとき国は。







ソニーやパナが今のLGサムスン的なスター状態にあった(本当か?)、80年代の日本は、国として技術イノベーションを主導する体制が国際的に評価されていた。

フリーマンという制度派経済学者は『技術政策と経済パフォーマンス―日本の教訓―』という実証研究で、日本社会の5つの特徴から経済成長を説明した。

フリーマンはこれらが、日本の国家としてのイノベーションシステムになっていると述べた。当人(日本人)たちは意識していなかったのかもしれませんが。

具体的には、




①日本経済の近代化における政府(通産省)の役割

②近代化における重要な要因としての教育・能力開発

③世界最高の技術を輸入し、リバースエンジニアリングを通じて改良する広範な努力

④政府と巨大企業の緊密な協力関係

⑤垂直統合した企業集団の形成




が挙げられている。




これを見て考えるに、日本などはもともとは(軍が強い米国など以上に)経済成長にとってインパクトの大きい技術は企業が持っていたわけで、国はそこに投資をしてイノベーションを促進するというより、とにかく企業間のアライアンスを強化する窓口だったんだろう。




もちろん政府主導の超LSIプロジェクトとかもあったわけだが、ここからはむしろ、イノベーションのジレンマbyクリステンセン的なサムシングが思い出される。

政府主導だと事業を打ち切るタイミングを決定的に逸してズルズルという好例であろう。

00年代の仕分け職人登場に至るフラグだったとも。





御用であっても経産省嫌いの学者などは、イノベーションに対して政府が果たす役割は、規制緩和と所謂「破壊的創造」の誘導(≒萌芽的技術の普及試作)、あとは人材育成だと考えているのではないか。→参考:http://saibs.org/saibs/Proceedings_5th_AIBS_GM.pdfとか






しかし昨今の新・重商主義、今回のソニーパナの一件にも象徴される国家資本主義的なビジネス競争、そこに含まれる新成長戦略、インフラシステム輸出立国戦略等を考えると政府のイノベーション施策はやはり重要なはず。






たとえばNEDOはスマートコミュニティの対外輸出、国際標準獲得のための企業コンソーシアムの事務局をやっている。






いっぽう、米国でRFIDタグ(ie商品のトレーサビリティ技術)の企業コンソーシアムを主導したのは行政ではなく、ウォルマートだったはず。


利用企業がリードした結果、特許リッチな開発企業は特許保有による競争優位を抑えられた。


技術システム開発において、特許リッチよりも、実際に利用する企業が優位性を持った興味深い事例である(そして日立フルボッコ乙)。






もはや政府はアライアンスの事務局なんて務めていないで、企業に任せたほうが良いのかもしれない。


シンガポールとかフィンランドみたいに、国家主導の科学技術政策がガンガン研究開発を引っ張っているような国は確かにあるが、日本とでは国のサイズも政策環境も違いすぎるか。


特許流出とか恐れなくても、ほっといてもコンサバな日本企業は身内でタッグを組みたがるというね。


そして日本では、国家プロジェクトでも、動員されるのは基本的に国内の産学官である。

いっぽう欧州などの科学技術プロジェクトは欧州内だけでなく新興国やら、時に日本なんかも引き入れている。

こういうイノベーションのオープン化、グローバル化が進む中で、そのとき国は、、というのも、気になる。

ガラパゴス()という批判があるが、まだまだ新興国の知財権保護が十分でない状況下で、リバースエンジニアリングによる剽窃のリスクを考えると、国として海外と手を組むのはリスキーという判断だろう。

オープンイノベーションは知財権とセットで考えるべきだと思う。

TPPからは、日本が入る入らないにかかわらずTRIPS+体制を拡大強化する効果が一定以上期待できるが。

ソニーとかが安易に台湾のほんはい(←なぜか変換できない)率いるサムソソ包囲網に入らないのも、この意味で現時点では合理的なのかも。

2012年5月9日水曜日

なぜ われわれは生演奏の4つ打に魅かれるか?


いつだったか←
シンガポールのARENAというクラブで見た、生演奏でクランク&Bとかをカバーするバンドには滾った。



2012年5月4日金曜日

留学チャレンジ終了

留学チャレンジがどうなっているかを書き記しておこう(自過剰承知だが、気になっている人もいるだろう)。


昨年末にいくつかの大学院プログラムに応募し、合否結果が先月に揃った。
まずはその一覧だが、


・マサチューセッツ工科大学(ボストン, MA) Program in History, Anthropology, Science, Technology and Society
→不合格

・コーネル大学(イサカ, NY) Department of Science and Technology Studies
→一部援助付き合格→入学辞退

・カリフォルニア大学サンディエゴ校(サンディエゴ, CAL) Science Studies Program
→不合格

・レンスラー工科大学(トロイ, NY)Program in Science and Technology Studies
→合格(奨学金なし)→入学辞退

・アリゾナ州立大学(フェニックス, AZ)Human and Social Dimensions of Science and Technology Program
→合格(奨学金なし)


という感じになっている。

つまり平たく言えば、奨学金さえ得られればどっかに逝けたわけだ。
しかし奨学金のメドが立たず、大学からの支援の交渉もポシャった今、第一志望のASU以外は既に入学権を蹴ってしまった。
アリゾナステートの入学手続きもどれくらい引っ張れるかはわからない。
とにもかくにも奨学金がなければ渡米はできない。
正直かなりキビしい。

去年、申請できた奨学金にすべて申請したわけではなく、そのあたりに悔いがないわけではない。
ただ、自分の頭のなかにフ●ブライトへの執着があったのは確かだ。

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と、ここまでこないだ書いておりましたが、
先日最後の奨学金の審査結果が来まして、

またしても不採用!!!でして、

実質的に今年の渡米の可能性は絶たれた。

「這い上がろう。ここで負けたことが、いつか大きな財産になる」

ってやつですか。
誰かまじ金くれ。

しかしあんま気持ちの落ち込みは不思議とないというか。
フ●ブライト落ちからも時間が経ったし、それからのどこかの時点で情熱を失ってしまったのかもしれない。

シビアな目標を設定し、そこに向かって燃えるプロセスは楽しかった。
去年は時間的にも資金的にも限られているなかで少なくとも途中までは精一杯やっていたはず。最後らへんで慢心が出たことは否定しない。
結果は欲しかった。結果がすべてとはいわないが、結果は大切である。
米国に逝きたかった。

とゆーか、いろんな人に良い報告をしたかった。

幸い13卒の内定は頂いているので、今年もいっかいフル●ライターを目指すという選択肢も開けているような、気がしますな。