2014年8月27日水曜日

新深澤本(本の感想

日本の女は100年たっても面白い。深澤真紀(2014)


今や日常会話に欠かせない語彙となった「草食男子」「肉食女子」の名付け親である深澤さんの著書だし、タイトルが女子カルチャー研究の新しい決定版ぽかったので手に取ったがイマイチな内容だった。

基本的なコンテンツとしては、明治から平成まで連なる個性的な女性たちの系譜を追っている。
そのうえでアキンド女(eg. くらたま)、サムライ女(eg. 香山リカ)というカテゴリを導入し整理を試みているのだが、わざわざ分類したわりに系譜のレベルまで落としこめていないし、個々人の周辺の社会文化環境に関する情報が薄いのでバイオグラフィーの単なる羅列にしか見えない。

ライトエッセイとして読めばまた違う感想になるかもしれないが、こういった題材を扱うならもう少し文化風俗論的に突っ込んだ考察がほしかったところ。

ただし、巻末についている用語集は皮肉が利いていておもしろい。

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