2014年6月5日木曜日

ジャニーズ研究の名を借りた大衆文化史教養本(本の感想)


ジャニ研!: ジャニーズ文化論(大谷能生、速水健朗、矢野利裕 2012)



ゴールデンウィークくらいからチンタラ読んでいた。


わがバンドのドラマーN氏(文化系ジャニヲタ)によれば、ジャニーズ研究のバイブルとも言われている本だそうな。

別にジャニーズに思い入れがあるわけじゃないけど、 著者陣に惹かれて読んでみた。
これはなかなかおもろい。

ジャニーズ本体についての情報より、時代ごとにジャニーズを取り巻いていた文化的・社会経済的コンテクストについてのまめ知識が豊富に記載されているので、戦後の国内外の大衆文化史に興味がある人なら誰でも面白く読めるだろう。

特にジャニーズ独特のビジネスモデルとしての「ファミリー制」とグレイトフルデッド(≒ヒッピー)のアナロジーや、ギンギラギン(cfマッチ)なジャニ服とアイドル的楽曲量産体制の確立をディスコ&ゲイカルチャーの進化と絡めて論じた箇所など非常に興味深く読めた。

この人ら本当にいろんなことよう知っとんな。って感じ。
そして芯食ったことをよう考えとる。

そして章の間に挟まれる大友さんの楽曲アナリーゼは、さすがのクオリティです



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