2012年12月17日月曜日

おしゃPの死、焼肉屋のステマ(本の感想です)

この2年間はおしゃPゴリ推しだったJJがこのところすっかりお嫁系リバイバル路線だ。





最新の2013年1月号をチェケラ。






まず表紙。ブリッコポーズ。このモデルさんは私の大学院時代の美人な先輩に激似だ。







「社会人の彼氏ができる〜」というこのキャッチについてはネット各所でも騒がれていた。
 インパクトはすごくあるわな。ゴクリ。
善し悪しは別として、とりあえずJJはまだまだ影響力ある雑誌ですよということで。






もくじ
 
 訳:中流社蓄捕獲計画








  

女性誌なのに紙面は男だらけだ! 
実際に中流社蓄を彼氏に持つJDのインタビューが載っている。




そして中流社蓄の意見もたっぷり載っている。
たまたまだが、昨日我が家に遊びにきた子の知り合いがこのページのうちの数名らしい(東京こわい)。

が、女子に着てほしい服について「デニム」「マキシスカート」など彼らの実際の答えはすべて改ざんされてしまったようだ。





なぜなら、編集部が推したいのはこの時代にあっても




白ふわ&肌見せ(`・ω・´)
 
だからなのだ!!!




 まったくもってけしからん↑







 そしてこの特集は結局、焼き肉屋や外資ホテルの広告で終わる。








雑誌(女性誌)への広告の埋め込みの歴史については、

「アンアン」1970 や、雑誌文化の中の女性学に詳しいので読まれるよろし



JJはゼロ年代前半にキャリア系に一気にシフトしたCanCamに対して、旧来のコンサバ系女性誌の定番路線だった、ハイスペ男子を食ってリッチな専業主婦になることを最終的な目標とする「お嫁系」に留まったため凋落したという歴史を持つ以前のエントリも参照されたし)。

これを受け、ポストCanCam無双時代にJJが前面に押し出したのがおしゃPだった。





例えば手元にあるJJの2011年10月号を見てみよう。



サエコさんチーーーーーッスwwwwww







見てわかるとおり、この時代のJJはおしゃPだらけで、おしゃPなしでは紙面を作れないと揶揄されさえもしていた。





しかし紙面はなかなかカッコいいんだな。 見よこのesprit感を!!









 最新刊との落差は、1年前の同じ雑誌とは思えん。






そして去年のこのシーズンはうら若き乙女の間ではブリトラがブームだったのでこういう男っぽいクツが流行ってたよねww





まさかとは思うが、万が一知らない人がいるといけないので記しておくが、おしゃPとはおしゃれプロデューサーの略であり、日本のカワイイ文化を創出し発信しつづける女性クリエイターのことだ。
内実はアパレルのデザイナー、雑誌の編集者、ディレクター、プロデューサーなどで、要は日本版Kate Spadeといったところになるだろうか。。
代表的なおしゃP、荻原桃子氏や 松本恵奈氏があげられるだろう。また、ダルビッシュの元嫁も広義にはおしゃPだ。

シャレオツで女子への影響力は甚大だから友達も多いし交友関係も広い。当然仕事はバリバリで色とともにカネもある。イケメン彼氏はアクセサリー感覚・・・という、極めて自立心の強い猟犬のような、いや、まさにSATCの登場人物たちのようなメンタリティを持つ女性たちだ。

おしゃPは、雑誌の「外部でありつつ内部」という意味で、毒モの延長上にも位置づけられると思うが、JJがおしゃPを殊更に推したのは、ドットコム時代にあって、自らを含むファッション誌の最大のライバルがブログであることをいちはやく察知したからだと考えられる。

つまりアパレルの経営者や各種メディアのディレクターのブログから直接情報収集をする女子が増え、雑誌の発行部数が落ちることが懸念されたので、逆にそういうブロガーを予め雑誌サイドに取り込んでおくことで顧客をマージする戦略だったのだ。


ゼロ年代における女性の近代的自我を超克する試みとして、エビちゃんOLに続くのがおしゃPだと思ってたんだがな〜〜
なんでここまで極端な揺り戻しが起こったのだろうかね。

ひとつにはファッションブログカルチャーが、海外ほど流行らなかったというのがあるだろうが。
あとは、就職希望新卒大学生の正規雇用率55%とかいうこの狂った時代にあって、
「やっぱ女だと働くとか厳しくね?」という考えを持つ集団のマスが無視できないレベルになったということだろうか。

お家芸であるモテテクページとともに、毎号しつこく就活ページを設けているRayのほうがまだ好感が持てるというものだ。

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